日本最古とされる三輪明神 大神神社へ参拝してきました。
今まで知らなかったのですが最古の由来は、
ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)がお山に鎮まるために、古来本殿は設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りにあるそうです。
なぜ三輪山へ鎮まることとなったのか
『古事記』によれば、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れ、国造りを成就させる為に「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と三輪山に祀まつられることを望んだ
との記載されているようです。
本殿ではなく、直接三輪山に祈りを捧げるというのは、本で読んだことがあるくらいで実際に訪れるのは初めてだったので新鮮でした。
また、境内の広さも驚きの一つです。
大神神社のご祭神
★ご祭神
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
人々の様々な幸福の守護神として崇拝されている
農業、工業、商業全ての産業開発、 方除、治病、造酒、製薬、禁厭、交通、航海、縁結び等
人々の様々な幸福の守護神として崇拝されている
農業、工業、商業全ての産業開発、 方除、治病、造酒、製薬、禁厭、交通、航海、縁結び等
★配祀
大己貴神(おおなむちのかみ)
『日本書紀』内での呼称。『古事記』内では大国主神。
少彦名神(すくなひこなのかみ)
大己貴神と共に国造りをされた神様。一寸法師のモデルとも。
『日本書紀』内での呼称。『古事記』内では大国主神。
少彦名神(すくなひこなのかみ)
大己貴神と共に国造りをされた神様。一寸法師のモデルとも。
そのため、拝殿と禁足地の間には結界として三ツ鳥居が設けられています。
*TIPS
祓戸神社
二の鳥居を過ぎると左手に、境内マップ8番。
心と身体を祓い、清めて下さる神様が祀られている。
参拝の際は、まずここでお参りを。
二の鳥居を過ぎると左手に、境内マップ8番。
心と身体を祓い、清めて下さる神様が祀られている。
参拝の際は、まずここでお参りを。
一木一草に神が宿るとされる三輪山
標高467m
松・杉・檜などの様々な大樹に覆われています。
特に杉は『万葉集』をはじめ、多くの歌集に詠われ「三輪の神杉」として神聖視され、後世に三輪山の杉葉で造られた杉玉が酒造りのシンボルとして酒屋の軒先に飾られるようになりました。また、山中には神霊しんれいが鎮しずまる岩が点在し、磐座(いわくら)と呼ばれて信仰の対象となっています。
三輪山の杉にはそんな信仰があったのですね。
確かに境内の神杉に限らず、登拝の際に見かけた杉は立派で巨大なものも多かったです。
確かに境内の神杉に限らず、登拝の際に見かけた杉は立派で巨大なものも多かったです。
また、所々に磐座があり、実際に近くまで歩み寄れるものから遠くから臨むものまでいくつかお見かけしました。
本当に山自体が神聖な場所として感じます。
三輪山の登拝
上記紹介の通り三輪山は、神様の鎮まる神聖なお山とされてきたため、近代まで入山は厳しく制限されていました。
しかし、現在は特別に入山を許可されています。
しかし、現在は特別に入山を許可されています。
ただ、神聖な場所であることから、登山はあくまで「お参り」という気持ちの登拝となります。
この心づもりは大切にしたいですね。
また現在は、コロナウイルスの影響もあり、遵守事項が追加されているため登拝される際は、必ず公式HPでのご確認をお願いします。
最低限知っておくべき内容は下記にまとめました。
最低限知っておくべき内容は下記にまとめました。
*TIPS 公式HPより(2020年11月現在)
◇受付時間:午前9時から正午まで
◇下山報告:午後4時まで
◇登拝料 :一人300円
◇カメラ等での撮影禁止
◇水分補給以外の飲食禁止
◇下山報告:午後4時まで
◇登拝料 :一人300円
◇カメラ等での撮影禁止
◇水分補給以外の飲食禁止
登拝にかかる所要時間
標高自体はあまり高くありませんが、侮ることなかれ。笑
普段全く運動をしない私は、なかなかしんどかったです。
普段全く運動をしない私は、なかなかしんどかったです。
若い方や慣れている方は、片道1時間弱で登られるそうですが、私は1時間半かけてゆっくり休み休み登りました。
そのため登拝所要時間は、往復約3時間。
体力に自信のない方はこのくらいで考えて頂ければ良いかなと思います。
裸足で登拝される猛者の方々は軽々と爽やかに、私たちを追い越し、さらに追い抜いて下山されていきました。
ただ、初心者は自分のペースで木々や空気の香り、陽光を感じながらゆっくり登られるので良いと思います。
「お参り」として入山させて頂いているので、自然を感じ、自分と向き合うことに集中するのが一番かなと。
初めての方/体力に自信のない方はいつ行くべきか
★平日 朝9時 受付
まずはやはり平日をおすすめします。
そして、朝9時から受付が始まるため、9時に受付するのがベストだと思います。
まず下山報告が午後4時までのため、初めての方や山自体にあまり慣れていない方はどれくらい時間がかかるか検討しにくく、念のため早めに行くことが安全かと。
また、数は少ないですが、受付所には荷物ロッカーがあります。
初めての方は、山に登るには余計な荷物も持っている場合があると思うので、早めに行ってここで不要なものを預けるのが良いです。
初めての方は、山に登るには余計な荷物も持っている場合があると思うので、早めに行ってここで不要なものを預けるのが良いです。
靴置き場、足洗い場もありました。
道中、ご高齢の方とその娘さんにお会いしたのですが、お母様はとてもしんどそうでした。
そしてその娘さんは、ロッカーが空いていなかったのか、多くの荷物を抱え、こちらも大変そう…とても心配になる状況でしたので、こういった事はできるだけ避けれるよう準備する必要があります。
あのお二人は無事に登頂し、気持ち良く登拝されたことを祈ります。
そしてその娘さんは、ロッカーが空いていなかったのか、多くの荷物を抱え、こちらも大変そう…とても心配になる状況でしたので、こういった事はできるだけ避けれるよう準備する必要があります。
あのお二人は無事に登頂し、気持ち良く登拝されたことを祈ります。
それに加え、大神神社の境内は広く、他の神社もお参りされる予定であれば、1日みておくことをおすすめします。
どんな靴が良いか
× パンプス
△ スニーカー
〇 軽めの登山靴またはそれに類似するもの
あくまで個人的な見解です。
慣れている方は裸足で登拝されるくらいですから、こちらの内容は不要かと思います。
あくまで初めて行く方への実体験からの感想です。
パンプスは論外です。
スニーカーは、コン〇ースのような底が平面で滑りやすいものは避けた方が良いと思います。
実際、私は事前に調べスニーカーで問題ないとのネット情報から、スニーカーで登りました。
結果とくに問題はなかったのですが、本格的な登山靴は不要ですが、ライトな登山靴がベターかなと思いました。あとは、靴底が滑りにくく工夫されたスニーカーですかね。
なぜかというと、序盤は小川に沿って歩く道があり、そこは湿気があり苔もよく見られます。
前日が晴天でもどこかから水の流れがあるのか、道がぬかるんでいて滑りやすいです。
前日が晴天でもどこかから水の流れがあるのか、道がぬかるんでいて滑りやすいです。
また、この湿り気ある道を越えると今度は落ち葉で滑りやすいです。
これは季節的なものもあると思いますが、標高が低いからパンプスでも大丈夫だろうという気持ちは捨てた方が良いです。
これは季節的なものもあると思いますが、標高が低いからパンプスでも大丈夫だろうという気持ちは捨てた方が良いです。
アクセス
大神神社への最寄り駅:桜井線 三輪駅 徒歩約5分
現時点では、駅から線路を渡りぐるっと回る必要があります。
番外編:名物は三輪そうめん
ちなみにこちらの名物は、三輪そうめんだそうです。
あとは、柿の葉寿司。
そのため、ランチではこの2つを頂きました。
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